前回の記事では、傾き有物件との出会いについて紹介しました。
業者さんと勘違いされつつ、業者価格で購入ができました。
アパートを買うといいながら、なぜかまた戸建てを買ってしまいました。
今回は、この傾き有物件の融資について紹介します。
毎度のように断られる日々
今回購入した物件は、還暦(築60年)を超えた物件で、しかも明らかに傾いています。
物件から徒歩5分の距離にある信金へ融資を相談にいくと、『築60年だとさすがに融資が難しい。それに需要があるとも考えにくいので・・』との回答で断られました。
築年数は仕方ないかなって思いましたが、自分の支店と目と鼻の先で、需要がないってどういうことなんでしょ!地域振興の信金とは思えない!
前回の落書き物件を融資をしてくれた信金へ申込をすると、『今回は金利が高くなっちゃいそうです』とのことで、最終的には金利5%という結果だったので一旦諦めました。
仕方なく、前々回に融資を受けた公庫へ再度融資を申し込みました。
3度目の日本政策金融公庫の融資
前回、日本政策金融公庫で融資を受けた際に、『旧耐震の物件だけど、どうするのか』という問いがありました。
旧耐震の質問に対してうまく答えられず前回はヒヤヒヤしたので、今回は申込前のリフォーム見積りで少し耐震補強も入れて、前日の夜にはたろーと2人で想定質問を考えて、受け答えの練習もしました。
普段の銀行での面談ではたろーに任せっきりで私は内容をしっかり把握すらしていない状態ですが、日本政策金融公庫の場合は必ずと言っていいほど私の方へ質問してくるので、練習は大切です!
面談当日の朝、電車に乗って日本政策金融公庫の支店へと向かいました。
そして、面談中に眠くならないように駅でリポビタンDを購入し、くいっと飲んでから望みます。
いつも銀行の面談や売買契約時など、眠くなってむにゃむにゃしてしまうので日本政策金融公庫の時はドーピング必須です!
時間のゆとりをもって行くので、ビルの周りを意味もなくウロウロして時間をつぶし、10分前くらいになったらビルに入り、わざわざ階段で上り階段の踊り場で時間ピッタリになるまで待ちます。
いつもたろーと2人で行くので、1人で臨む人は本当に凄いなと思います。
この時間がとにかく辛いです・・。ドキドキでもう脇汗が・・。
ビルの内部にある日本政策金融公庫の室内へ入り、窓口のお姉さんへ会社名を伝えて、椅子に座って呼ばれるのを待ちます。
『ぶたどんさん!』と女性担当者に呼ばれ、そして面談室へと案内されます。
女性起業家として申込をしているせいか、面談の担当者は毎回女性です。
今回は、おっとりしつつもしっかりした印象の女性でした。
さすがに3回目にもなると慣れたものかと思いきや、いつも通り脇汗ですぐにビチャビチャになりました。
日本政策金融公庫だと代表である私がメインで受け答えしなければならず、練習はしていても細部では詰まってしまい、たろーにたくさん助けを求めてしまいました。
日本政策金融公庫以外の金融機関の面談なら、私はただの置物でニコニコ相槌を打つ係で大変楽です。
銀行って代表以外が説明しても問題ないの?
銀行とか信金だと、たろーがメインで話をして私は本当に置物です。実態の経営者は夫と理解してもらえるので、それで問題はありません。
日本政策金融公庫で女性起業家として融資を受ける際には、『なぜその事業をやるのか』といった背景や、『女性起業家としての強みは何か』といった女性ならではの発想を求められます。
収支計算とか決算書などのややこしい話は、最初から『夫が経理を担当している』と説明しておけば、最初から夫に任せてしまっても問題ありませんでしたが、全体的な話はしっかり代表が答えないと信頼してもらえないかもしれません。
また、日本政策金融公庫の面談だと『前回資料はない』と言われるので、事業内容等については毎回一から説明になります。
前回の資料にミスやまずい点があっても影響しないのは逆に好都合かもしれません。
面談が終わる頃には、手も足もビチャビチャで大変な状態でした。
日本政策金融公庫の面談が一番緊張します。
公庫融資の結果
日本政策金融公庫の面談が終わると、その後は特に電話連絡などはなく、結果が郵送で送られてきます。
書類を確認すると、こちらの希望通り、購入資金+リフォーム資金で合計300万円を融資してもらえました。
これで自己資金をほぼ使わずにリフォームもできるのでホッとしました。
低属性の不動産投資だとやはり公庫は強い味方です。
次回は、傾き有物件のリフォームについて紹介します。
ご期待ください!
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