6棟目に購入した物件は、これまで融資をしてくれていた日本政策金融公庫と信用金庫から融資を断れました。
しかも、今回購入する物件は『融資特約無』で、しかも現金で買えるほどの貯金もなく、融資がダメだったら購入できないという背水の陣で臨んでいました。
そのため、新規金融機関を自力で開拓して融資を受けることになりました。
かなり積算評価が出る物件だったのですが、何が原因で断られ、そしてどうやって新規金融機関を開拓したのか紹介していきます。
日本政策金融公庫に融資を断られる
まず最初に融資を相談したのが「日本政策金融公庫」です。
正式な申込をする前にとりあえず電話で様子をうかがってみると、
先日融資いただいた、どたどんと申します。購入を検討している物件があるのですが、融資を検討いただけますでしょうか?
最近立て続けに2回融資しているので、少し間隔をあけていただかないと難しいです。正式に申し込んでいただいても、難しい結果になります。
日本政策公庫では4棟目獣の巣物件、5棟目騒音香害物件で立て続けに融資をしてもらっていたので、さすがに無理だったようです。
他の金融機関でも一度融資をしてからある程度の期間を空けないと厳しいですが、日本政策金融公庫の場合は特にシステマチックにお断りされます。
申し込み前に電話で聞いてみて良かったです。
電話だけでもとても緊張してしまうのですが・・・
公庫がダメなら他の金融機関を探さねばなりません。
取引のあった信用金庫に融資を断られる
次は、二棟目のリフォーム資金、三棟目の購入資金+リフォーム資金を融資いただいた信用金庫へ申込しました。
この信金さんはタローが個人事業として所有している物件で融資をしてもらっていましたが、法人としては初のチャレンジです。
担当さんはシャキッとしたOさん、とても真摯に対応してくれ、350万円15年返済で申し込みました。
そして後日、「やはり難しい・・・」と連絡があり信金さんも玉砕です。
「前回融資した物件は、築30年ちょっとだったので融資できましたが、今回は築40年の物件なので、今から残り10年も使えるとは考えにくいです」
とのことでした。
2棟目の物件は、築50年近い物件でしたが、リフォーム資金のみだったので融資は通せたが、購入資金となるとハードルが上がるとのことでした。
築50年を超えた物件も融資普通に稼働してるんですけどね…。
これまでの取引先は使えないので、新規に金融機関を開拓するしかありません。
新規金融機関を開拓する
三井住友トラスト・ローン&ファイナンス(L&F)でお断り
今回の物件は、初めてノンバンクも利用できるエリアだったので、不動産投資で有名な三井住友トラストL&Fへ申込をしてみました。
ノンバンクを利用して拡大している投資家もいっぱいいるので、自分もいけるだろうと軽い気持ちでチャレンジしてみました。
しかし、結果はまさかの融資お断りでした・・。
申し訳ございませんが、今回の物件でご融資は難しいです。
何がダメだったんでしょうか?
総合的な判断にはなりますが、まず弊社でリフォーム資金の融資はできないので、物件購入資金のみになります。そうなると、300万円の融資となりますが、少額な融資ですと正直手間ばかりかかるので・・・。
ホームページには融資の下限額の記載はありませんが、三井住友トラストL&Fでは500万円以下など、少額の融資は困難とのことでした。
積極的に取り扱いたくなるような条件があれば別ですが、基本は少額物件には融資できないようです。
また、三井住友トラストL&Fでは、共同担保を入れない限りは最大でも物件の売買金額の9割が上限となっているので、リフォーム資金は融資を受けられません。
ボロ再生投資にはいまいち合わないなと思います。
セゾンファンデックスからは足元を見られた回答
ノンバンクとして次に有名なセゾンファンデックスへも融資を申し込みました。
結果、320万円 期間15年 金利7.9%の条件で融資いただけるとのことでした。
さすがに金利7.9%は厳しいと思い、セゾンファンデックスも諦めることにしました。
新しい信用金庫を開拓
今まで購入していた物件とは異なるエリアだったので、これまで一度も行ったことのない信用金庫へ相談へ行くことにしました。
紹介で行けるようなツテもなかったので、直接電話をかけて相談しました。
不動産賃貸業をやっておりますぶたどんと申します。突然のお電話で大変恐縮ですが、○○市で中古戸建ての物件購入を考えており、融資の相談に伺いたいのですが・・。
電話でアポを取ってから係長さんと次長さんと面談をしました。
これまで融資を受けていた信金さんよりもかなり前向きな印象で、積算評価を重視していたので、今回の物件がまさにピッタリとハマりました。
審査の結果、物件購入資金とリフォーム資金で400万円 期間20年 金利3%で融資を受けることができました。
今回、融資審査の結果が出る前に融資特約無しで売買契約を締結したので内心ドキドキでした。
なんとか融資を受けられて本当にほっとしました。
次回は内装について書いています!