今回は鉄製のベランダの修繕について書いていきたいと思います。
錆びだらけのベランダ
落書き物件のベランダ(バルコニー)は鉄製で脚が付いているタイプでした。
外装は全く手を入れなくても大丈夫かなと油断していて、購入時にはベランダまであまり見ていなかったのですが、リフォーム中にお隣のおじいさんから
ベランダが錆びてて危ないから直した方がいいよ!
と助言をいただき、よく確認してみると錆がかなり進行していて、穴が開いていたり、ボロボロと錆びた部分が落ちてきていました。
写真が逆光になってしまって見えにくいのですが、かなり危険そうですね。
獣の巣物件では建物と一体になっている傷んだベランダを大工さんに依頼して切り離して解体してもらいましたが、今回は鉄のベランダの補修なので、大工さんの仕事ではありません。
そのため、何の業者に頼めば直せるのかすらわかりません。
鉄製のベランダ修繕は何屋さん?
当時、SNSなどは全くやっておらず、気軽に聞ける関係の職人さんなどもまだいなかったため、ネットで調べてみました。
すると、鉄製のベランダや階段の修繕なら鉄骨屋さんに頼むといいらしいという情報をゲットできました。
しかし、鉄骨屋さんなんて人生で一度もかかわったことがありません!
街中で鉄骨屋さんなんて見かけた覚えもありませんし、ネットで鉄骨屋さんを調べても、
- 広告にお金をかけている大きな会社
- 「全国どこでも駆けつけます!」という遠方の会社
- 「家のことならおまかせ!」という会社
というような、検索上位にいくようにサイトを作っている大手の会社だったり、ネット広告などにお金をかけている会社ばかりで、地元の安い業者はほぼ出てきません。
というか、地元の業者さんはホームページすら作っていません。
業者探しは電話が一番
ネットでなかなか目当ての業者に出会えないときに役立つのが「タウンページ」です!
タウンページは業種ごとに分類されているので、結構わかりやすく鉄骨屋さんもしっかりと載っています。
そのため、近場の鉄骨屋さんをタウンページで見つけて手当たり次第に電話をかけてみた方が手っ取り早く安価に工事ができます。
電話でのローラー作戦はたろー担当で、しらみつぶしにかけていきますが、今までなんの取引もなく個人宅の小さな作業のため何社も断られました。
その点、ネットで出てくる全国どこでも対応と謳っているような業者の方がスムーズに依頼はできるかもしれません。
その代わりに、出張費や工事費が高額になることは目に見えていますが‥‥。
タウンページのローラー作戦で最終的に2社に見積もりを依頼できました。
電話で住所を伝えて好きな時間に現場を見に行ってもらったので、こちらの手間はかかりません。
A社・・・13.1万円
B社・・・・9.5万
B社の方が安く、手厚いサービスだったためB社に依頼しました。
鉄製のベランダ修繕は平日の日中に施工してもらったので立ち会えませんでしたが、しっかり綺麗に直してもらえました!
修繕工事の内容は、錆びて穴が開いた部分や落ちてしまった部分を補強し、錆止めの塗装までしてもらえました。
後日請求書が送られてきて支払ったら完了で、一度も顔を合わせることなく修繕が完了しました。
今回頼んだB社は対応も仕事も丁寧でしたし、必ずしも「安かろう悪かろう」ではないから業者選びは難しいですね。
DIY塗装で仕上げ
鉄骨屋さんに錆止め塗装まではしてもらったので、仕上げに油性ペンキで塗装しました。
足場はないので、脚立でどうにか済ませました。
浮き上がっている古い塗装部分をはつってヤスリ掛けして、2度塗りをして完成です。
やはり下地処理がプロよりも雑なので、凹凸のある仕上がりになりました。
本当はプロに任せた方が綺麗に仕上がるのですが、ベランダのみの狭い範囲だと施工費が高くついてしまうので仕方ありません。
錆止めできていればOKというぐらいの軽いスタンスでいた方がいいですね。
直してみて思うこと
鉄製のベランダを解体すると解体費用で数万~十数万円、解体後の壁の処理や窓からの落下防止などに
も費用がかってしまいますので、多少修繕にお金がかかっても今後もベランダを使えるように直してよかったなと思います。
入居者にとってもベランダがあった方が洗濯物や布団を干すのに便利なので、客付けにも影響があるはずですしね。
戸建ての修繕で鉄骨屋さんに依頼する機会はなかなかないのですが、中古アパートになると外付けの鉄製の階段がよくあるので今後に生かせるいい経験になりました!
みなさまもぜひ、上手にネットとタウンページの使い分けをしてみてくださいね!
次は落書き物件の名前の由来になった浴室のリフォームについて書いています。