芸術的で迫力がありますね!
太陽!青空!木々!露天風呂気分が味わえます!
おまけに何か暗号的なものも感じます。
前回は鉄製のベランダ修繕について書いたので、今回は落書き物件の名前の由来にもなった落書きだらけの浴室のリフォームについて書いていきます。
浴室のリフォームについてはほとんど失敗談です!
落書き物件の浴室の壁は下半分がタイル、上半分はモルタルの壁だと思っていたのですが、上半分の落書きされている部分は全て弾力のあるシリコンコーキングのような物が塗られていました。
シリコン塗りの壁の浴室なんて初めてです。
さてこの浴室をどうしましょうか・・・
こんな壁の対処法なんて検索しても出てこないので困りました。
方法がわからないからと言ってユニットバスを入れれば数十万円かかってしまうので予算オーバーになりますし、バスパネルならユニットバスよりはかなり安いですがやっぱり予算オーバーです。
なのでDIYという道しか残っておらず塗装になりました。
「とりあえず絵が消えればいいんじゃない?」
という安易な考えでホームセンターでシーラーとグレーとアイボリーの水性ペンキを買ってきてグレーで絵を消してアイボリーで塗装してみます。
「弾くような気がする」と思いながらとりあえず塗り進めていきます。
やっぱり弾いてうまく塗れませんでした!
・・・普通のシリコンコーキングの上ならそりゃ弾きますよね。
絵具も油絵具でしたし。
「水性ペンキが悪かったんだな」
と、思いましたがそのまま弾いてしまった部分にシーラーを重ねて水性ペンキを塗り重ねて済ませました。
「見栄えが良ければよし!」
という悪質リフォームです。
写真で見ると壁の見栄えはまともになりました!
(実物は弾力があって凹凸もかなりあります!)
床は昔ながらの丸石タイルのままで、浴槽もステンレスです。
部屋は可愛く仕上げたのに浴室は残念なまま完成、お金がないので仕方ない!
それでもトラブル予防と使い心地アップのために給湯器とシャワー水栓をガス屋さんに交換してもらいました。
シャワー水栓は戸建ての場合は必ず交換していて、「シングルレバー混合栓でプラスチックがあまり使われていないもの」を選んでいます。
理由は単純、白いプラスチック部分は黄ばむし安っぽい
全てメタリックな見た目の方がスッキリしていて見栄えがいいです。
浴室全体の魅力はゼロでしたが、入居者は決まり1年ちょっとの間なんのクレームもなく住んでいただけました。
そして退去後、やっぱり浴室は塗装がベロベロになっていました!!
当たり前ですよね!
壁がブニブニでペンキが割れて剥がれる欠陥リフォームですからね!!!
結局、大工さんにバスパネルを施工してもらい約11万円かかりました。
大工さん…コーキングの壁を全てはつってくれたみたいで請求書に「旧皮膜ケレン、下地調整 15,000円」と記載されていました。
自分ではあのコーキングを剝すなんて気が遠くなるので本当にありがたいです。
大工さんって本当に凄いです。
「1年ちょっとでまたお風呂の工事をするなら最初からバスパネルやっとけばいいのに」と思いますよね?
でも当時は本当に予算がなかったんです!
【リフォーム費は100万ちょっと】という縛りの中で浴室の壁に11万円なんて大金出せません。
「浴室の壁が綺麗だからここに住もう♪」
なんて人いませんからね。
人命にかかわるベランダの修繕や、客付けに影響する設備の方がよっぽど大切です。
それに、1年ちょっと工事を遅らせたおかげでキャッシュが安定している状態で工事代金を支払えて結果オーライです。
クレームになる可能性も大いにあったのでこれが正解!とは言えませんが…
落書き物件で得た教訓は「コーキング塗りの壁はペンキで塗ってはいけない」です。
二度と出会いそうにありませんが、みなさまもぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
今回でリフォーム編はお終いで、次回は退去後の臭いについてです!