前回は融資のお話だったので、今回はリフォーム編に入っていきます。
内装リフォームのみでどれだけ部屋を明るく見せるかについて書いていきます。
日当たりが悪いリビング
落書き物件は、北西の玄関の面以外は全て隣家で囲まれていて、しかも隣家との距離がとても近いので日当たりが悪いです。
とくに一階のリビングは日当たりが悪く、どんよりした雰囲気です。
ただでさえ日当たりが悪いのに、リビング前の庭には巨大なキンモクセイの木が生えていて、より一層日当たりを悪くしていました。
巨大な木は管理も大変になるので伐採し、少し日当たりを改善できましたが、目の前には隣家があるためやはり暗いリビングのままでした。
ファミリー層がターゲットの戸建てで、リビングがどんよりと雰囲気が良くないのは好ましくないですよね。
私(ぶたどん)は曇っているだけでも家事のやる気が80%減しますので、日当たりや室内の明るさはとても重要です。
雨漏り和式物件の時の、「日当たり最悪の和室に暗いアクセントクロスでさらに暗くみえる」という失敗を生かして、今回は日当たりをの悪さを感じさせない明るいカラーの部屋にしようと頑張ってみました。
過去の失敗リフォーム
↓失敗した雨漏り和式物件のリフォーム後の和室です。
- 床の間の壁を臙脂色クロス
- 襖を和柄のクロス
- 和紙のペンダントライト
という具合に、純和風な部屋を目指したらお化け屋敷みたいな部屋が完成しました。
床の間のくすんだ赤、襖の笹柄、さらに薄暗い提灯みたいな照明の相乗効果で夜はホラーです。
写真は昼間の物なのでマシですが、夜は本当に怖くて雰囲気が悪いので失敗です。
内装のビフォーアフター
落書き物件の外観は純和風で、中はよくある築40年な感じです。
リビングはこちら
2面採光ですがとても薄暗いです。
壁は砂壁の上からクロスが一部貼られている状態で、床はフローリングに見せかけてフローリングマット(ウッドカーペット)で、その下は畳でした。
購入後に畳に気づいたのは内緒です。
この薄暗い部屋が…
なんということでしょう!
角度もカメラの性能も違うので余計に同じ部屋にすら見えません!!
大きな工事はせずにほとんど内装工事のみでパッと明るくなりました。
明るく見せるために行ったリフォーム
それでは、明るく見せるためにどのようなリフォームをしたのか詳しく書いていきます。
- 柱はホワイト系で塗装
- 砂壁→クロス
- 床はベージュ系の明るいCF
- 造り付けのタンスはキャメルで塗装
- 襖を撤去して押入れ内クロス
- 白いロールスクリーン
落書き物件のテーマカラーを黄色に決めて、全体的にデザインを考えていきました。
黄色はあまり人気のクロスの色とは言えませんが、想像以上に部屋を明るくする効果が大きく、自画自賛したくなるほど部屋を明るく見せてくれました!
押入れの奥は光が入りにくいため通常は薄暗くなるのですが、黄色のおかげで暗さを感じさせません!
むしろ光って見えるぐらいですね。
押入れの奥に張ったクロスはこれです↓
よーく見ると黄色いゾウさんなんです!
一見個性的で使いにくそうなクロスに見えますが、遠目から見るとゾウは見えないので、何か模様の入った黄色いクロスにしか見えません。
レトロ感があるので築古物件にもよくなじみます。
とても明るくなり柄も可愛いので女性受けが良かったです。
難点は薄くてツルツルしているので凹凸を拾いやすく、柄合わせも大変なところですね…
下地調整が重要になり、柄合わせも大変なので初心者にはおススメできません。
もちろん私たちも下地調整が下手なのでボコボコな仕上がりになりました!
写真写りには問題ありませんでしたし、なにより明るくなったので細かいことは気にしません!
他の部屋のビフォーアフター
リビング以外の部屋のリフォーム前後の写真です。
どちらの部屋も大きなリフォームはせず、ほとんど内装だけのリフォームでしたが印象がかなり変わりました。
とっても明るく雰囲気のいい室内に仕上がりました。
リフォーム前の部屋は、砂壁、柱、プリント合板の壁、床、全てが濃い茶色や薄汚れた色だったため、古臭く、さらに部屋を暗く見せていました。
その古臭くて暗く見せてしまう色を全て白やクリーム色など
実感した色の効果
今回の記事でお伝えしたかったのは色の効果です。
奥まって暗くなる場所に和風の赤いクロス→暗い、ホラー
奥まって暗くなる場所に黄色のクロス→明るい!
というように、色により明るさが全く違って見えます。
日当たりが悪い部屋に、最近流行っているからといって高級感があり落ち着いたグレーのアクセントクロスを張っても薄暗く見えてしまい印象が良くありません。
また、色によって温度や圧迫感などの感じ方異なるので、色をうまく使い分けるのも快適な家を演出するのに効果的です。
「流行っているからこの色!」と選ぶよりも、その部屋を「どう見せたいのか、どう感じさせたいのか」を考えて色選びをした方が内見者の第一印象をよくできるのではないかなと思います。
次回はベランダの修繕工事について書いていきます!