前回は管理について書きましたので、今回は入居者とのエピソードを書いていきます!
最初の入居者さんはクレームもなく、感じのいいファミリーでしたが、残念ながらお仕事の都合で2年で退去してしまいました。
次の入居者はジモティーで見つけた女性Aさんでした。
ブタドンと同い年で、一人で戸建てに住むらしいのです。
A「荷物が多いので広い家がいいんです」
と言っていて、
「なるほど、色んな人がいるもんだな」
と同年代の女性というだけで親近感が湧いてしまい、何のためらいもなく入居をOKしたのですが、結構な問題児でした。
長くなるので目次をつけますね。
①初期費用を滞納する
遠方からのお引越しのため、保証会社の審査が通った後に、郵送で契約をすることになりました。
契約書を交わした後にカギを送り、これで入居の手続きは終わった!と思ったのもつかの間
初期費用の支払いがなかなかされませんでした。
初期費用を催促すると、
A「銀行のキャッシュカードを紛失してしまってしばらく払えません」
豚「それは大変ですね。いつ払えるようになりますか?」
A「1~2週間くらいで振り込めます」
豚「わかりました」
2週間後に口座を確認するも振り込まれておらず、
豚「初期費用のお支払いは・・・?」
A「仕事が忙しくて・・・すぐに払います」
豚「お待ちしております。」
その後も振り込まれなかったので、保証会社に立て替えてもらおうと問い合わせたところ保証外で立て替えてくれませんでした。
結局自力で回収しました。
保証会社さんに聞いた話ですと、初期費用から滞納する人はヤバいそうです。
全くもってその通りです。
当然のことでしたが、カギの受け渡しは初期費用を受け取ってからでないとダメですね。
勉強になりました。
②猫を飼う
Aさんが内見した際、
豚「ペットは変われますか?」
A「今は飼ってないですけどシマリスを飼う予定です」
豚「シマリスですかー!いいですね!」
という会話をしたのをはっきりと覚えているのですが、後日開栓に行ったガス屋さんから
「あの人、立派な猫を飼っているよね」
という情報が入りました。
猫を飼育する場合は別途敷金が必要だったため、嘘をついて敷金を逃れたのでしょう。
嘘つきはよくありませんね。
③初月から滞納
初期費用を滞納したAさん、初月の家賃も滞納していたそうです。
その後も払ったり払わなかったりで、常に3ヶ月分滞納をキープしていました。
期費用の滞納理由も本当にキャッシュカードの紛失なのか怪しくなってきました。
④何人で住んでるの?
「郵便物のあて名が複数あるんです。5人くらい。名義貸しでもしてるんじゃないですか?」
保証会社さんは訪問の際、留守だと郵便物をチェックするのですが、まさかの5人!
謎が深まるばかりです。
室内でいったい何が起こっているのでしょうか?
⑤保証会社の態度にクレームを入れる
A「保証会社の取り立ての訪問が多すぎて外出できずに困っています」
というクレームを受けました。
さすがに私も共感できず「保証会社に言ってください」としか言えませんでした。
この時、Aさんはとてもタフな女性なのだと思いました。
後日、Aさんは保証会社にクレームを入れ、担当替えになりました。
本当にタフです。
⑥故障の報告はするけど修理は拒否
A「エアコンが壊れました」
豚「メーカーに手配しました。メーカーからAさんに電話が行きますので日程調整をしてください」
A「・・・・・・」
後日メーカーから、Aさんと連絡が付かないと電話がありました。
豚「メーカーからの電話に出てください。」
A「・・・・・・」
結局Aさんに無視され続け、メーカーとも連絡を取ってくれなかったので修理はできませんでした。
後日Aさんから
A「スマホ無くしてました。エアコンは実費で直しました。今度は排水がよく詰まります。」
豚「一度降圧洗浄をしましょう。詰まりなので折半でもいいですか?」
A「何回も詰まりで業者呼んでるんです!修理代で家賃も払えません!引っ越します!」
豚「こっちが負担します。いつがいいですか?」
A「仕事が忙しいです」
豚「私が立ち会いますよ」
A「・・・・・」
都合が悪くなると無視する困ったさんです。
⑦死ねっていうんですか!?
保証会社が訴訟をちらつかせてきた頃にAさんから連絡がありました。
A「コロナで仕事がなくて家賃が払えません」
A「舞台の払い戻しも未定です」
豚「それは大変ですね。」
(コロナ前から滞納してたし舞台行く予定だったの?)
A「お金がなくてご飯も食べれません」
豚「市役所に相談してみてください。生活保護も検討してみては?」
A「住民票を移していません」
豚「?。住民票を移しましょう」
A「身分証がなくて移せません」
豚「??。とりあえず市役所に相談をしてみてください」 (入居時の身分証は?)
A「お金がないんです。死ねっていうんですか!?」
豚「????」
「市役所に相談を」としか返さなかったので、最後はスルーされてこの騒動は終わりました。
「Aさんにお金を支援するのが正解だったのか?」と少し悩みましたが、「タフな人だから大丈夫だろう」と放っておいたらちゃんと生きていました。
現在
Aさんは今も滞納しながら入居中ですが、もうすぐ訴訟が始まります!
まだまだ問題を起こしてくれそうなAさんですが、退去までしっかりと対応したいと思います!
騒音香害物件がある地域は、家賃の下落が激しく不安要素が多いので物件自体も悩める存在です。
そして!2021年は1月の時点で2件訴訟準備に動いています!
どちらも戸建てに一人で入居というミラクルです。