初めての不動産投資の物件はいろんな事を体験してみたいという思いがあり、前回はクロス張りをしました。
そして、さらに外壁塗装と屋根塗装にも挑戦してみました!
DIYで外壁塗装はやったらどうなるのか、リアルな体験談を参考にしてください。
絶対にプロに任せた方がよい!
その結果を一言でいえば、
プロに任せるのが一番!!!
です。
実際にこの事故物件で一回DIYで外壁塗装をやって以来、一度もDIYではやっていません・・・
なぜそんな風に思ってしまったのか、順を追って説明していきます。
まずは高圧洗浄!
外壁塗装は、最初に洗浄から始めます。
塗装をやる前にしっかりとホコリや土などの汚れを落とさないと、その後塗装をしても塗料が汚れにつくだけですぐに塗料が落ちてしまいます。
また、しっかりと細かい部分も落とさないと、その後の工程でマスキングが張り付きません!
必要な道具はケルヒャー(高圧洗浄機)、カッパ、長靴です!
(加藤さんの本を見てケルヒャーが必要だ!!と勢いで購入しました!)
カッパを着て長いホースを引きずりながら足場を登って、屋根から順に下へ向かって洗浄していきます。
2~3時間くらいで終わったと思いますが、終わった後はずぶ濡れ(泥まみれ)でした。
高圧洗浄はテレビ通販などで見ると汚れを爽快に落としていますが、実際は水しぶきが大量に跳ね返ってきてかなり過酷です。
水しぶきがかなり飛び散り周囲の迷惑になるので、洗浄は雨の日がベストです。
晴れの日にケルヒャーで洗浄する場合は周囲の家に事前にお知らせして、洗濯物を干さないようにしてもらいましょう。
お知らせなしに洗浄したり、直前にお知らせすると怒られますので要注意です!
洗浄が終わればその日は乾燥、後日乾いたらマスキング作業です。
次はマスキング!
しっかりと乾いたら、塗りたくない部分(窓や金属部分など)に塗料が塗られないようにマスキングをしていきます。
マスキング作業は簡単そうなに見えるのですが、汚れが落とし切れていないとくっつきません。
くっついたと思って先に進んだら剥がれてきてやり直し、という作業を何度もしました。
この時点で心が折れそうです。
外壁はくっつきにくいので、粘着力の強い建築用マスキングが便利だと思います。
いざ塗装開始!そして、足場からの落下・・
塗装は、最初に塗料が外壁にしっかりくっつくように、シーラーで下塗りを行います。
これをちゃんと塗らないと、耐久性が低下してしまうので、面倒ですがしっかりやらないとダメです。
ローラーでコロコロしていくのですが思った以上に外壁は広く途方にくれます。
小さな家に見えても実際に塗ってみると本当にツライです。
しかも塗装作業に集中しすぎて足場の隙間に落ちてしまいました。
片足だけスポッと落ちてはまってしまっただけなのですが、死ぬかと思いましたし痣ができて2年近く痕が消えませんでした。
慣れない高所での作業ですし、頭も頻繁にぶつけてしまうのでヘルメットをしていなかった私はタンコブだらけになってしまいました。
たろーは注意深い性格なのであまり頭をぶつけず、落ちもしませんでしたが・・・。
足場での作業にはヘルメットは必要ですね。
マスキングとシーラーをなんとか1日で終わらせて、後日クリーム色で塗装開始です。
絶対に間違って買ってはダメ!巨大ローラーの悲劇
頑張って塗装を進めましたが、実は外壁塗装は塗装用品を揃えている時点ですでに失敗していたのです。
ホームセンターで塗装用品を揃えているときに、大きなローラーを発見し「きっとこれで塗ったら早く塗れるね!」と買ってしまったのです。
巨大ローラーは一度に広く塗れるので効率がいいと思いますよね?
しかし!ペンキを吸った巨大ローラーはえげつない重さになり、体力を消耗させる上によく垂れる取扱注意なモンスターでした。
ツライ割にまったく早くないのです。
タローが巨大ローラーを両手で持ち、力任せに塗っていくなか、私は「細かい所用に買った百均の小さなローラーが使いやすいなぁ」とのんきにコロコロしていました。
実際にプロの塗装屋さんは大きいローラーなんて使いません。
プロの塗装屋さんはこれくらいのローラーかもっと小さいローラーで塗っているので、小さめが一番効率がいいのだと思います。
日が暮れたら即作業をやめるべし!
事故物件の塗装をしていてもう一点気付いたのは、日が暮れてよく見えない状態では塗装はしない方がいいです。
翌日まだらな仕上がりを見ることになります。
屋根塗装は最後にやったのですが、板金の屋根だったので金属用の塗料で塗装しました。
ツルツルした表面なので、ペンキの伸びがよくてとても塗りやすかったです!
毎日毎日休みなしで塗装に明け暮れ、数日をかけてなんとか家全体を塗装し、疲労困ぱい状態でした。
毎日と言っても、タローは会社員だったので、土日祝は塗装、平日は深夜まで勤務で数週間がかりでしたが。
DIYで仕上げた感想
仕上がりは、屋根がチョコレート色で壁が黄色寄りのクリームだったせいか、すごくチョコバナナっぽくなってしまいましたが、パッと見きれいになって見違えました(遠目で見れば・・・)。
しかし、間近で見ると手抜きマスキングのせいで雨樋や面格子をペンキで汚してしまい素人感が否めません。
やはりセルフリフォームでの外壁塗装は、危険性、仕上がり、片付け等々とにかく時間と手間がかかるので決してオススメできません!
特に1~2人でやる場合は果てしなさすぎて精神的にも肉体的にもキツイです。
20数坪程度の小さな家ですら音を上げてしまうぐらいです。
金銭的には、プロにお願いすると何十万とかかってしまうところを自分でやれば材料費だけの数万で済むのはとても大きな節約ポイントではありますが、代償が大きすぎるように思います。
下手したら命持ってかれます!
私は不動産投資のセルフリフォームの中で外壁塗装が一番辛かったように感じます・・・・
タローも疲弊して帯状疱疹になりました。
「素人が外壁塗装なんてやるもんじゃないな」と心底思ったですが、外壁の塗装をした経験はとっても役に立ちます。
塗装屋さんの苦労がわかるので、塗装屋さんと親しくなりやすくなり、金額交渉もしやすくなるのです!
塗装の苦労を知っているからこそ心から塗装屋さんを尊敬できますし、お世辞ではなく本心で「自分では到底できない。プロは凄い!」と言えるので塗装屋さんにも響きやすいのだと思います。
不動産投資にとって、いかにリフォーム費を抑えるかは重要な項目なので、高額になる外装工事費の金額交渉がしやすくなるのはとても有利ですよね。
二度と外壁の塗装はしたくありませんが、やってみて損はないかと思います。
次回は事故物件で変えた設備について書いています♪
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