前回の記事では、自分たちで行ったペンキ塗りについて紹介しました。
今回は、人生で初めての大工さんとの付き合いについて書いていきます!
超恐そうな見た目。。
大工さんが初めて来る日の朝、緊張の面持ちで事故物件へ行くと・・・めっちゃ怖そうなオジサンが大きなトラックに乗って物件の近くで待機しているではありませんか。
きっと違う人だろう・・・と思っていたのですが案の定、その強面オジサンが大工さんでした。
65歳は過ぎていそうな貫禄のある顔、口の上に立派に生やした髭、短く刈られた髪の毛。
「怒ったらめっちゃ怖い、絶対怖い」
「昔ながらの大工さん」
そんな第一印象の強面オジサンは実は社長さんで、もう現場にはほとん出ずに営業に徹していたらしいのですが、今回は「若い衆を休ませるために来た」とおっしゃっていました。
意外に社員思いの優しい方で、笑顔はとても優しそうでした。
大工さんにお願いした工事
今回、大工さんにお願いしたのは床板の重ね張り、砂壁部分にベニヤ板を張る、雨戸の戸走り再生でした。
もとの床板はクッションフロアと絨毯が敷いてあり、下の板はふかふかで穴が開きそうな状態でしたので、その上から板を張ってもらいました
砂壁にベニヤ板を張ってもらったのは上からクロスを張るためで、板のつなぎ目にはVカットをしてもらい、そこの隙間に自分たちでパテを埋めていきます。
鴨居のある壁に板をぴったりはめ込むのは大変らしく、とくに古い家は歪んでいるので何度も調整が必要なため、時間がかかるそうです。
新築で家を建てるよりもリフォームの方が技術がいるらしいです。
今回の物件で大工さんが一番腕を振るったのは意外にも階段でした。
クロスを張るのが大変そうな階段は
全部OSB合板にしちゃえ!きっとオシャレに見えるね!
と、たろーの希望で階段の壁全面をOSB合板にしたわけなのです。
狭い階段での作業に、階段の傾斜や細かな凹凸、高所での作業・・・本当に大変そうでしたが、大工さんは
こういう大変な仕事の方がやりがいがあって面白いよね。
と笑顔で話してくださり、とても格好よくてこれぞ大工さんの鑑というような人でした。
強面オジサンと思った私が情けない。
暗かった階段がOSB合板のおかげで明るく仕上がりました!
パズルのようにぴったりとはめ込まれ、細かい部分にも隙間はなく、鉛筆などの下書きすら表面に見えないようにしている匠の技でした。
DIYでは決して再現できないなと、ベテラン大工さんの凄さを感じられました。
雨戸の戸走りは木製でしたのでここも大工さんの手作りでした。
最近の家の戸走りは金属なので、木製の戸走りを作れる大工さんは少なくなっているそうです。
最近の若い大工は墨すらまともに引けない!ただ組み立てるだけなんだよな。
「懐かしいなぁ」と言いながら楽しげに作業する大工さん、本当に格好いいです!!
カッコイイのは見た目だけじゃない!
この大工さん、実は不動産もたくさん所有していて不動産収入は月100万円以上だそうで、よく海外旅行もしているそうです。
旅行に行くと関係者へ高価なお土産をたくさん買って帰ると言っていました。
どんな話を聞いても素晴らしい素敵な大工さんでした。
不動産収入があっても自分の仕事に誇りを持ち、楽しく作業して、従業員や関係者、お客さん思いのとても優しい方で、私もこんな人になれたらと尊敬しました。
ちなみにこの大工さんの言う「若い衆」は40代50代の方を指していたようで、「大工の道は深いなぁ」と考えさせられました。
不動産投資をしているはずなのに、実際にしているのは肉体労働で現場に入り浸っている状況は、本当に投資といえるのかと謎に思うかもしれません。
ですが最初に現場に入り浸って、リフォームを経験し、職人さんたちと話すことは今後の不動産投資に役立ついいい経験になりました。
今後も職人さんたちの気持ちや苦労を忘れずに不動産投資を進めていきたいと思います。
次回は、待ちに待ったクロス張りです!!
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