不動産投資を始めた直後はなにかとお金がかかり、できる限り費用を抑えたいと思いますよね。
DIYの範囲を広げれば安くリフォームできますが、なにかと時間や手間がかかります。
私たちもできる限りDIYでやるようにしていますが、ハウスクリーニングだけは途中から全て業者へ任せることにしています。
なぜ自分でやることをあきらめたのか、ハウスクリーニングをDIYすることによるメリット・デメリットを紹介します。
ハウスクリーニングをDIYするメリット
メリット① お金がかからない
一番のメリットは何よりも支出を抑えられることです。
何から何まで業者さんへ外注すると、どんどん利回りが低下するので、最初の頃は特に自分でできるところはやった方が自己資金を温存できます。
メリット② すぐにできる
業者さんへ外注すると、まず日程が合うかどうかが問題になります。
もし自分でDIYできれば、自分の動ける日にすぐ施工できるので、特に繁忙期などでなかなか業者さんが捕まらないときにはメリットが大きいです。
ハウスクリーニングをDIYするデメリット
デメリット① 意外に時間がかかる
不動産投資を始めてからしばらくの間はハウスクリーニングも自分たちでやっていました。
大工工事やクロス、塗装など、全てのリフォームが全て終わったら、妻ブタドンと夫タローの2人で掃除をするのが日課でした。
私たちは2人がかりで掃除するのですが、築古の戸建てを丸一日かけて頑張って掃除しても正直微妙な仕上がりです。
サッシの溝掃除だけで1~2時間、キッチンは2時間かけてこすっても微妙な状態、お風呂は掃除してもきれいになったのか正直よくわからない。
いつも1日で終わるだろうと始めて、結局2人×2日or3日はかけて掃除をしている始末です。
とにかく時間がかかります。
デメリット② 見落としがち
募集開始してからは週に1回の頻度で物件の換気と、簡単な掃除をしに行きます。
すぐに帰ろうと思って行きますが、行くたびに掃除のやり残しを発見し、気になってそのまま本格掃除を開始します。
大体これで半日はつぶしています。
ハウスクリーニングを業者に頼むようになって気付いたのですが、高所の見えないホコリや部屋の隅の取れにくいゴミや汚れまでしっかりと取ってくれるので、やはり素人とプロでは仕上がりに大きな差がでます。
デメリット③ 見栄えが良くない上に、止めどころがわからない
入居者の募集開始してから何日か経ち、内見が何組かありますが、なかなか決まらないことがありました。
不動産会社にダメだった理由を聞くと、「デザインは気に入ったけどキッチンがもっと綺麗な物件が良い」とのこと。
焦ってキッチンの掃除に向かい、ひたすらシンクをこすると、すこーしずつきれいになりました。
自分たちが掃除の限界と思っても、やり方を変えればまだまだ汚れが落ちることが多々あります。
内見でキッチンにダメだしされた時の詳細はブログに書いているのでぜひご覧ください。
デメリット④ ノウハウが多すぎ
気になる箇所をきれいにするためにyoutubeやネットで方法を検索しますが、色んな掃除方法があります。
- 重曹をかけてクエン酸をスプレー!
- ピカール液を使ってこする!
- 最初にハイターを薄めて吹きかける!
- 耐水ペーパーりでひたすらこする! 等々
掃除をする素材や汚れの種類によって、最適な掃除方法は変わってきます。
とても覚えきれないし、落ちない汚れがあるたびに色んな方法を探して掃除をするので大変時間がかかります。
デメリット⑤ 達成感があまりない
掃除をしていて、達成感が全くないわけではありません。
ワックスをかけて艶々に仕上げるといい気分になりますし、最初よりも見栄えは確かによくなります。
油汚れのひどいところにマイペットを吹きかけると、感動的に汚れが流れ落ちます。
しかし、そうはいってもクロスやクッションフロア、塗装に比べるとあっと驚くような変化がなく仕上がりが地味です。
クロスは慣れてくると自分の進み具合が予測できますが、掃除は終わらないので段々焦りの方が強くなってきます。
最後は達成感というよりも、もうここまでで終了!という感じで、諦めに近いです。
ハウスクリーニングは意外に安かった!
ハウスクリーニング業者の値段もピンキリですが2LDKや3DKの戸建てサイズでも3万円程度でやってくれます。
一度自分でやってみるとわかりますが、築古戸建て一棟を丸々掃除すると2人でやっても1日ではとても終わりません。
2日かけて、まぁこのくらいにしておいてやるかというレベルの仕上がりで、その上、何度も掃除のやり直しで、掃除の為に何日かけているんだという状態になります。
その点、プロに任せてしまえば、「ココが気になる!」の一言だけで限界まできれいにしてくれます。
投資の本質を忘れない
クロスや塗装は多少雑な仕上がりであったとしても誰も気にしません(ぱっと見では、プロかやった人しか気づきません!)。
しかし、掃除はきっちり仕上げないとすぐにばれます!
清潔感がないと思われた瞬間に、内見してくれた人はそのまま帰っていきます。
できる限りDIYにすれば確かに支出は抑えられますが、掃除が微妙ということだけで入居者が決まらず収入がいつまでたっても入ってきません。
自分がDIYすることで以下の状態になると思ったら、もう最初から業者に任せてしまう方が、投資判断としては良いのではと思います。
DIYによる家賃損失額 > 業者の工賃
家賃5万円の家で、ハウスクリーニング代が2.5万円なら、2週間以内に悔いが残らないくらい完璧な状態に仕上げられるかどうかです。
自分たちは土日しか動けませんが、明らかに掃除をDIYしたことによる損失は2週間で収まりません。
得意不得意や使える時間が人によって違うますので、一度やってみて、どっちが得かで判断すれば良いかと思います。
まとめ
本記事では、ハウスクリーニングをDIYすることによるメリット、デメリットを紹介しました。
【要点】
- ハウスクリーニングをDIYすれば、お金を節約でき、自分の都合の良いタイミングで施工できます。
- しかし、ハウスクリーニングをDIYすると、意外に、時間がかかり、何度やってもやり直しになったり、その上仕上がりが微妙です。
- もし何度か自分でやってみて効率が悪い、楽しくないと感じたら、最初から業者さんへ頼んでしまった方が良いかもしれません。
補足情報
ちなみにハウスクリーニングの業者探しについてですが、タウンページから電話のローリング作戦も良いのですが、ハウスクリーニング業者を探すなら「くらしのマーケット」が間違いなくおすすめです。
自分の地域で安い順にすれば、簡単に最安の業者さんを見つけることができます。
また、タウンページから探す場合と異なり、事前に口コミも確認でき、くらしのマーケットを間に挟めるので、初めての方でも安心して頼めます。
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