みなさんは色彩検定をご存知でしょうか?
男性で不動産投資をしている方にはあまり馴染みのない資格かと思います。
一見、不動産投資に役立つ資格には思えませんが、実は学んでおくと不動産投資に役立つ知識がたくさんなんです。
色彩検定の概要と不動産投資との関係についてご紹介します。
色彩検定の概要
色彩検定とはどのような資格なのでしょうか?
色彩検定では色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習します。
「色彩検定」の学習によって感性や経験によらない、理論の土台を身に付けることができます。出典:色彩検定協会
色彩検定には1~3級までの3つのレベルがあり、それとは別に2018年度冬期から、UC(色のユニバーサルデザイン)級が新設されています。
合格すると「色彩コーディネーター」の称号が与えられます。
色彩検定の取得方法
試験内容
3級 | 色と光、色の分類と三属性、色彩心理、色彩調和、配色イメージ、ファッション、インテリアなど |
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2級 | 色のUD、照明、表色系、色彩調和、配色イメージ、ビジュアル、ファッション、インテリア、景観色彩など |
1級 | 色彩と文化、色彩調和論、測色、色彩とビジネス、ファッションビジネス、景観計画における色彩基準など |
UC級 | 色が見えるしくみ、ユニバーサルデザイン、色覚の多様性、高齢者の見え方など。 |
試験方法
3級 | マークシート方式 |
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2級 | マークシート方式(一部記述式) |
1級 | 1次:マークシート方式(一部記述式) 2次:記述方式(一部実技) |
UC級 | マークシート方式(一部記述式) |
受験資格
学歴、年齢、性別、国籍などに制限はありません。
何級からでも受験できます。
開催時期
3級、2級、UC級共通
夏期(6月)
冬期(11月)
1級
冬期のみ
1次試験(11月)
2次試験(12月)
受験料
3級 : 7,000円
2級 :10,000円
1級 :15,000円
UC級: 6,000円
合格率
2019年の合格率は以下の通りです。
3級 :74.4%
2級 :67.4%
1級 :44.7%
UC級:88.6%
おすすめ参考書
色彩検定を受けるなら公式テキストでの勉強がおススメです。
色彩検定公式テキスト3級編
色彩検定公式テキスト2級編
色彩検定と不動産投資との関係
資格がないとできないこと
色彩検定は「公的資格」であり、国家資格のような名称独占資格とはなりません。
また、独占業務もないので、色彩検定をとらないとできないことは何もありません。
取得するメリット
きちんと色彩検定を取得していることで「リフォームに強い・勉強している」と融資の際のアピール材料になります。
試験のための暗記だとしても色について詳細に学んで無駄になる知識は少ないため、不動産投資にも役立つでしょう。
不動産投資で役立つ場面
- 外装塗装の色の選定
- 内装の色の選定
- 照明の選定
- 宣伝
色彩検定では色彩が人間にどのような影響を及ぼすか、どのような色の組み合わせがいいのか、インテリアやエクステリア、光(照明)など、不動産投資に生かせる内容が非常に多いです。
部屋を広く見せるためのアクセントカラーや、ターゲットに沿った色の組み合わせなどとても実用的です。
取得するデメリット
受験料や参考書の価格もお手頃で、合格率も高いため色彩検定を取得するデメリットはあまりありません。
ですが、資格自体が役立つこともほとんどないでしょう。
不動産投資のために色彩検定を取得した方が良いのか
不動産投資で非常に役立つ色彩検定の知識ですが、色彩検定をとらなければできないことはないため、必ずしもとらなくてもいいかと思います。
ですが、色彩の知識は不動産投資にはとても役立つので学んだ方がいいでしょう。
(リフォームをデザイナーにお任せするなら別ですが)
不動産投資のために学ぶなら2級の内容がおすすめです。
1級だと内容が難しくなり、不動産投資に生かしずらくなります。
不動産投資における色彩検定のおススメ度は・・・
知識は絶対に役立つが、資格としてはほとんど役立たない!