前回はお風呂の激安リフォームについて書きましたので、今回は和式トイレのリフォームについて書いていきます。
和式トイレの戸建て
この雨漏り和式物件、その名の通り和式トイレでした。
今時珍しいですよね。
私も和式トイレの家には住んだことがありませんし、最近の子供は和式トイレに入れない・入り方がわからない子が多いそうなのでレアな物件です。
漆喰で塗られた白い壁にダークブラウンの腰壁、小さな絵画が飾ってあり築45年の和式トイレにしては小綺麗な内装でした。
ですが賃貸に出すには不人気・・・というよりも避けられます。
私も和式トイレの物件なんて絶対に住みたくありません。
和式トイレを洋式トイレへリフォーム
初めて挑む(頼む)和式トイレから洋式トイレへのリフォームにおっかなビックリでしたが、工務店さんに全てお任せしてしまったのでいつの間にか終わっていました。
きっとDIYしてたら泣いてました。
和式トイレから洋式トイレへのリフォームでかかった費用は、コミコミ22万ほどです。
※他の工事と合わせてお願いしたので正確な金額ではありません。
トイレ工事の詳細は下記のとおりです。
- 解体工事
- 大工工事
- 上下水工事
- 電気工事(コンセント増設)
- 便器と温水洗浄便座、手洗い器の購入と取付
- 内装一部
- 産廃処理
一般的な相場は30万円から60万円といわれているので、相場よりも安くできましたが、工務店さんに丸投げではなく、それぞれの業者さんに分離発注をすればもっと安くできたかもしれません。
「水道屋は安くならない」と工務店さんも愚痴るほど水道工事業者さんに頼むと工事代金は高くなりますので、下水工事もできる大工さんや上水道工事ができるガス屋さんに工事をお願いするなど、専門の水道工事業者さんを使わずに済む手段で工事すると安く済みます。
トイレ内の手洗い器は不要です!
トイレと洗面所が離れた場所にあったので、トイレ内にコンパクトな手洗い器を取り付けましたが、今思うと無くても問題がなかったように思います。
タンクの上から手を洗う用の水が出ますし、手洗い器の設置に費用がかかる割に客付けに効果があるようにも思えません。
手洗い器の設置は費用対効果のないリフォームだったので失敗でした。
もっと目立つ箇所や、入居者にとって役立つ・喜ばれるリフォームをすべきでした。
不思議な便器
この雨漏り和式物件で使用した便器が少し変わっていたので紹介します。
【ジャニス工業 トイレ 便器+タンク+温水洗浄便座セット】
見た目は普通ですが、なんとタンク部分が樹脂でできているんです。
通常の陶器よりも強度や耐久性には劣りますが問題なく使用できます。
ただ、汚れが付きやすく落としにくいのはやはりネックで、30年40年と使用するのなら全て陶器の方が断然お手入れが楽です。
ウォシュレット付きで2016年当時は46,000円で、安い!と感動しました。
現在(2021年)は高騰して5-6万円程度のようです。
ここ数年で物価が高騰していますね!
多くの不動産投資の本で、和式トイレは避けたい項目に入っていたので、私もなるべく避けたかったのですが「物件の価格しだいでは検討の余地があるんだ」とこの雨漏り和式物件で勉強になりました。
激安物件には問題がつきものですので、
「和式トイレだからダメ」
「雨漏りしてるからダメ」
と避けるのではなく、どうやったら乗り越えられるかを考えないと激安のボロ戸建てをターゲットにした不動産投資なんてできません。
今後も、いい条件の物件であれば和式トイレでも買っていきたいと思います。
次の記事は内装を失敗したお話です!
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