前回は雨漏り修繕について書いたので、今回は在来工法の浴室リフォームについて書いていきます。
在来工法というお風呂
築古戸建てのお風呂は在来工法のタイルのお風呂がほとんどですよね。
2棟目の物件も在来工法で下半分がタイル、上半分がモルタルでできたお風呂でした。
タイルにはヒビが入り、扇形をしたグリーンの浴槽が古さを醸し出します。
一坪の広めのお風呂なので高額なリフォーム費に頭を悩ませました。
こちらが実物のお風呂です!
床のタイルは玉石タイルというらしく、築40年前後の物件でよく目にするので古さを増長させますね。
お風呂やトイレでよく目撃し、なぜか黒いタイルが必ず入っている気がします。
ですが、10代の子が見たら逆にオシャレに見える可能性すら感じます!
色を変えれば新築の物件でもオシャレに活かせますし、昭和レトロですね。
古い物件にあると古さを助長させるので、なるべくリフォームして隠したい箇所でもあります。
在来工法の浴室リフォーム
このレトロを極めたお風呂はどうリフォームしたら安く仕上がると思いますか?
自宅のお風呂のリフォームならユニットバス(システムバス)を入れますよね。
こんな綺麗なお風呂になったら入居者もさぞ喜ぶでしょう。
ですがこれは不動産投資、そして築古戸建ての賃貸なので取れる家賃も限られています。
そのため、こんな高価なユニットバスは入れられません。
色んな業者さんへユニットバスの見積もりもとりましたが、最低でも50万円以上。
少ない予算の中では全く話になりませんでした。
在来工法はバスパネル一択!
悩んだ末に出した案はバスパネルの設置でした。
バスパネルの設置ならなんと材料工事費込みで15万円という激安価格で仕上げられちゃうんです。
方法は簡単。
大工さんに『バスパネルの施工をお願いしたい』と頼むだけです!(初めての大工さんは苦労していましたが、施工方法を知ると難なくこなしてくれました!)
バスパネルの工程は、まず壁面のタイルを剥がし、壁面に木材で下地を作ります。
そして壁面にはバスパネル、床にはペディシートを張り、コーキングの処理をして完成です。
在来工法の壁は歪んでいて調整が大変だそうですが、バスパネルは他の方法に比べるとかなり安く、仕上がりも綺麗でした!
在来工法のお風呂をバスパネルでリフォームした後のお風呂です。
扇形の浴槽はそのままですが、壁や床がまるで新品のユニットバスのように清潔感があふれ、綺麗になりました!
壁を一面だけ明るい色のアクセントにしたおかげでお風呂がとても明るくなりました。
木目のアクセントと緑なら色合いも悪くないように思えてきます。
不思議と浴槽まで綺麗に見えてきます。
リフォームに使用したのはこちら!
フクビ バスパネルEX 2m1坪入り(本体6枚・廻り縁4本入)FUKUVI 浴室用天井・壁装材
色付きのものは若干高くなりますが、アクセントとして取り入れた方が断然お風呂が綺麗に見えます!
フクビ 【浴室リフォーム床シート ペディシート】YSS1■■
古臭いタイルや割れたタイルの上から張るだけで、見栄えがかなり良くなります。
ペディシートならタイルのひんやり感がなくなり、滑り止め効果もあるので、見た目だけでなく機能面にも優れています!
そして何よりお手頃価格なのが嬉しいですね。
他に検討したお風呂のリフォーム方法も載せておきます♪
在来工法の浴室リフォーム方法
リフォーム案① ユニットバス
工務店さんから最安のものでも54万円かかると言われて断念しました。
数年前の価格なので現在では材料費が高騰してもっと高額なのでしょうね。
ユニットバスはいつも検討して諦めていましたが、給排水工事を水道屋さんへ、ユニットバス工事をメーカーへ、仕上げを職人さんへと分離発注すれば、30万円程度で施工できるとの話もあるので、今後挑戦してみたいと思います。
リフォーム案② プロパンガス会社さんに負担してもらう
周辺の会社を手当たり次第に当たったて交渉してみました。
どの会社にも無償でのユニットバスへの施工は断られてしまいました。
1棟目にお世話になったガス会社さんにも安く施工できないか検討してもらいましたが、予算的に合わず断念し、無償で給湯器の設置と水道工事をお願いしました。
リフォーム案③ 壁面にダイノックシート
専門の業者さんへ見積もりをお願いしてみたところ、費用は25万円と高めでした。
タイル面はネオタイル、モルタル面はネオフィルム、床はネオフロアというもので施工するのですが、モルタルには直接張れず全面パテ+プライマーを塗布してからの施工で手間がかかるそうです。
さらに浴室ダイノックシートの最大の欠点は、タイル面は目地の凹凸がそのまま出てくるので割れたタイルだと仕上がりが汚いとのことでした。
地元の内装屋さんに頼めばもう少し安くできそうですが、在来工法へのダイノックシートの施工は向かないようです。
リフォーム案④ 浴槽交換
埋め込みの浴槽を解体し、新しいものを入れる方法です。
置き型の浴槽交換なら交換するだけなのでガス屋さんに頼めば安いのですが、今回の物件は床に埋まっていて工賃が高くなるので断念しました。
リフォーム案⑤ 浴槽塗装
浴槽を研磨し、再塗装する方法です。
ネットで探して専門業者に問い合わせたところ20万と高い割に、耐久性があまりないようでしたので断念しました。
地元の塗装屋さんには、「そんなのすぐ剥がれるからやりたくない」とお断りされました。
不動産投資ならバスパネル!
バスパネルでの施工はたろーが夜も眠れず悩んで、色々な方法を検討して、大量の見積もりも取って、最終的にたどり着いた方法でした。
私だったら何も考えず「ちょっと高いけどキレイになるからユニットバスいれちゃえ」となっていたと思います。
私のように安易に答えを出すのではなく、まず別の方法を探してみるのが大切なんだなぁと実感した出来事でした。
当たり前を疑うこと、大事です!!
皆様もリフォームに行き詰った時はとにかくいろんな方法を模索してみてください
次の記事は和式トイレを洋式トイレにリフォームするお話です!
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