3棟目の井戸物件が終わったので、今回から4棟目に入ります!
家というよりは廃墟
アットホームで土地として売られていた物件で、物件情報の写真を見ても木が生い茂っていていまいち見えず、グーグルマップで見てもあまり詳細は見えませんでした。
とりあえず家が建ってるし安いから見てみよう!
というゆるいスタンスで見てに行きました。
実物は写真んでなんとなく見えた外観よりも酷く、何から書けばいいのかわからないくらいのズタズタボロボロの廃墟でした。
外からみた建物は
- ベランダ腐ってて落ちてきそう・・・
- 破風や軒天もボロボロ
- 雨樋に穴
- 戸袋も朽ちてなくなりかけ
- 屋根は錆て穴が開く寸前
- 外壁にクラック
- 軒天や戸袋の中に鳥の巣
朽ちた戸袋です。
戸袋と言われなければわからないレベルですね!
戸走りも同じく朽ちていて途中から無くなっていました。
どうしてこんなにボロボロになってしまったのでしょうか・・・・
窓の木が朽ちて欠けてしまっています。
必要なパーツではないのでしょうか?
壁には大きなクラックが見えます。
室内は・・・
- 玄関入ってすぐに床が抜け落ちそうなくらいふかふか
- 室内には小動物の大量のフン
- 柱などが齧られてガジガジ
- 鴨居にUの字の穴
- キッチンも錆と汚れだらけ
- お風呂は在来工法
- 浴槽が錆びて穴が開きそう
- 浴室ドアが防水ではなく普通のドア
- 1部屋ヤニだらけでお札が貼ってある
- 二階が傾いてる
上の画像はキッチンですが、勝手口が傷んで外の光が見えています。
壁は繊維壁がボロボロと落ちていてとても見た目が悪いです。
床はよくわからないシートが敷いてありますがとってもボロボロです。
浴室は「玉石タイルが古臭い!」と言っている場合ではないくらいボロボロです。
浴槽がこんなに傷んでいる家は初めて見ました。
錆びて穴が開いているのでどう頑張っても使い物にならなそうです。
玉石タイルと浴槽の間にアルミテープが張ってあるので、そこもかなり傷んでいるようで、浴室自体傷みが激しいです。
そして浴室ドアが木製です。
防水とか考えなかったのでしょうか?
不思議でなりません。
なぜかトイレだけ普通に使えそうでした。
とにかく使える部屋がなく、内外装にとてつもなくお金がかかることが目に見えていました。
だからと言って物凄く立地がいいわけでもなく、すぐ近くに田んぼや畑があり、夜になるとカエルの大合唱になるような立地です。
市街化区域なのが救いですが、隣が田んぼなので地盤もよくなさそうです
利点は、値段の安さと庭が広く駐車場が2台分とれそうなところでしょうか。
本当にそれ以外は何もいいことがなかったのです。
これは完全に廃墟。人が住める環境じゃない!うん〇だらけで獣の巣だ。ムリ!
私はそう思いながら内見していました。
内見時に、玄関を入ってすぐの床をバキっとぶち抜きそうになってビックリしました。
私のテンションはどん底なのですが、そんなときに限って不動産屋さんはノリノリなんですよね。
リフォームすればいけるいける!ベランダはもうダメだから切り取るといいよ!
という調子で凄くプッシュしてきます。
売値は280万円と安いのですが、リフォーム費を考えると採算が合わず、今回は諦めようかなと思っていたところ・・・
いいよいいよ!安くしてあげるから!
それなら買っちゃおうかな!
そうなのね。(こんなの欲しくない!やめてー)
と半ば強引に購入することになってしまいました。
実はその不動産屋さんが売主の物件で、さらに案内してくれた方が会長さんだったのです。
結局、190万円で購入することになりました。
・・・本当に人が住めるようになるのでしょうか?
次回は工務店さんに見捨てられてしまった悲しいお話です・・・。