不動産投資で初めて購入した物件とその出会いをご紹介します!
最初に買ったのは『告知事項アリ』の事故物件です。
購入物件のスペック
どんな物件を購入したの?
いわゆる築古戸建てと呼ばれる物件です。
土地面積 | 約30坪 |
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築年数 | 40年(購入当時) |
間取り | 3DK |
行き止まりの位置指定道路の途中にある30坪弱の小さな土地に、戸建てがギュッと詰まっていました。
田舎なのに敷地内に駐車場はなく、とにかく安さ以外何もメリットのない物件です。
田舎の物件は駐車場が必須と言われますが、近隣に駐車場があったわけでもなく、正直いろいろと苦労しました。
内見までの経緯
2015年の夏、初めての戸建て投資をすべく物件探しにいそしんでおりました。
アットホームやホームズなどの物件情報サイトで手ごろな戸建てを探し続けて、見つけたのが土地として200万円で売られていたコンパクトな戸建てです。
敷地内に駐車場はないし、駅からそれほど近いわけでもない。
そして、どう見ても汚らしい。
一般的な感性なら住みたいとは決して思わない戸建てでした。
さっそく不動産屋さんに電話をして詳細を話を聞いてみると・・・
前の持ち主が室内で病死していました。
どうやらおじいさんが一人で住んでいたようで、病気になってしまったものの、お金がなくてなかなか病院にも行けず、最期は家の中で一人亡くなってしまった・・・という悲しいエピソードでした。
親族の2人が相続したものの、遠方に住んでいるため使い道もなく、売却に至ったそうです。
病死は自然死なので事故物件ではないのですが、亡くなってから発見されるまでに時間がかかってしまうと事故物件扱いになってしまうので、告知しなければいけません。
そうなるといわゆる、『告知事項あり』物件です。
今回の物件は亡くなってからの時間や状態などは不明だったのでグレーでしたが、建物としてではなく土地として販売していたこともあり「告知事項あり」とは記載していなかったのだと思います。
私は事故物件かどうかは関係なく、人が家の中で亡くなっっている物件は怖いので嫌だったのですが、たろーはノリノリで内見することになりました。
中に入ってみると・・
私の第一印象は 「うわぁぁ・・・」 です。
- 外壁は塗り替え必須
- 木製の雨戸の戸走りは朽ち果てて雨戸が動かない
- 室内はほこりまみれで虫の死骸や繭が散乱、目がシパシパ、喉がイガイガ
- 床もふかふかになってダメな箇所多数
- 天井には雨漏り跡
- 部屋はヤニだらけで黄ばみ放題
- キッチンは強烈な油汚れで使いものにならない
- 二階の和室には吸い飲みが転がっている・・・
吸い飲みを見た瞬間
「おじいちゃん、ここで死んだんだろうか・・・」
と想像してしまって、こんな家は絶対に欲しくないと思いました。
これは絶対にいらないよ。
怖いからやめて帰ろう・・。
私は初めての不動産投資でボロボロの事故物件に挑戦するは難易度が高すぎるのではないかと思っていたのですが、たろーはチャンスだと思ったらしく、私の話を全く聞かずに
200万円だとちょっといらないですが、
100万円だったら欲しいですね。
任せてください!
売主さんと交渉してきますよ!
と、話を進めてしまいました。
そして若くアグレッシブな担当さんはノリノリで売主さんと交渉してくれました。
『チャンスを見つけたら躊躇せずに動く』ことも大事なようです。
初めて買付が通った!
数日後、不動産屋さんから電話がありました。
100万円で買付がとおりました!
おめでとうございます!!
あ、ありがとうございます。
う、嬉しいです。
(全然嬉しくない)
見事100万円で買い付けが通ってしまったのです。
『マジかぁあ。買えちゃうのかぁ・・・』と正直思いました。
半額で買える嬉しさも少しありましたが、これからどうやってあの家を直していくのか、どうやって入居者を入れるのかなど、全てが初めてだったので不安の方がとても大きかったです。
すぐに仕事中のたろーに連絡をしたところ、たろーは会社で小さくガッツポーズをしたそうなので温度差が半端ないですね。
担当さんから聞いた話では、売主さんにはかなり怒られて文句を言われ、上司には「こんな額じゃ交通費にしかならない」と嫌みを言われながらも価格交渉をかなり頑張ったそうです。
担当さんがここまで頑張ってくれたのは、私たちが初めての不動産投資に挑戦しているという経緯を話したからでした。
自らもアパートを所有していて不動産投資をしていた担当さんは、とても共感してくれて「ぜひ、最初の一歩のお手伝いをしたい!」と一生懸命に交渉してくれたそうです。
不動産屋さんを味方につけるのは大切だなと実感しました。
次回、決済・引き渡しまでの1カ月間のお話です!
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