この記事では、
- ペット可だから住んだのにペットの音でクレームが来た
- ペット可物件なのに犬の鳴き声でクレームが来て困った
- ペット可物件はどの程度許容されるの?
という方へ、大家ぶたどんがペット可物件なのに苦情が来たときの対処法を解説したいと思います!
ペット可物件なのにどうして・・
まずは原因を考えてみましょう
苦情の原因を考えてみる
苦情の原因は自分(ペット)にあるのか、それとも苦情を入れてきた人にあるのか、原因を突き止めてから対処法を考えていきましょう。
時間帯に問題はないか
鳴き声や足音に対しての苦情の場合は、夜遅くや早朝ではないか思い返してみましょう。
いくらペット可物件でも深夜や早朝に鳴き声や足音が響くと迷惑になるので、苦情が出てもおかしくはありません。
20時~8時頃まではなるべく静かにした方が苦情になりにくくなります。
鳴き続けていないか?
頻繁に鳴いていなくても1回に鳴いている時間が長いと苦情の原因になります。
飼い主はペットの鳴き声に慣れているので気にならないのですが、他人からすると10分程度でも十分長く、うるさく感じてしまいます。
臭いや毛が外に出ていないか
ペットの糞尿の臭いやブラッシングした毛が外に出ていないか確認してみましょう。
ベランダや共用部でブラッシングすると室内に毛が散らばらなくて快適なのですが、近隣の洗濯物に付着したり、どこかに溜まってしまったりと迷惑になってしまいます。
ペット可物件でも、ベランダや共用部でブラッシングしたり、糞尿を放置する行為は禁止されている物件が多いので、注意が必要です。
苦情を付けた人がクレーマーの可能性は?
前にあげた項目に思い当たる節がないのにも関わらず、苦情が続く場合は悪質なクレーマーの可能性があります。
- 日中に短時間しか鳴いたり走り回ったりしていない
- ベランダや共用部の使い方に問題がない
- 苦情の原因を改善しても、他のことに対してまた苦情を言ってくる
- 苦情が頻繁すぎる
などに当てはまる場合は苦情を言う人の方が問題がある(クレーマー)と考えた方がいいでしょう。
ペット可物件で苦情が来た時の対処法
管理会社に相談する
まずは管理会社に相談してみましょう。
明らかに自分のペットがうるさくしてしまっていた場合でも、住んでいるペット可物件ではどの程度の鳴き声やペットの音が許容されるのか確認することが大切です。
管理会社や建物の構造によっても違ってきますので確認が必要です。
確認した内容を参考に今後苦情がこないように対策していきましょう。
苦情の主が過敏なだけなら管理会社になだめてもらうのも
防音対策をする
鳴かせない、頻繁に足音を立てないようにする、というのが理想ですが、それではペットがかわいそうですよね。
できるかぎり部屋の防音対策をして音漏れを軽減させましょう。
鳴き声の場合は防音対策が難しいのですが、足音などの物音なら対策できます。
防音タイルカーペット
防音タイルカーペットを敷けば、足音の軽減ができます。
安いジョイントマットでも少しは効果がありますが、外れやすかったりペットが食いちぎる心配もあり「安物買いの銭失い」になってしまうので、しっかりとした防音カーペットを始めから買ってしまった方が無駄になりません。
こちらの記事に騒音トラブルについて書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。
しつけをし直す
ペットがうるさくしてしまっているならしつけをし直す必要があります。
特にワンちゃんの鳴き声は響きやすいので、しつけ直して無駄吠えの対策が必要です。
自己流のしつけでは逆効果になってしまう恐れもあるので、勉強してから行うのがお勧めです。
また、無駄吠えの原因は
- 要求
- 興奮
- 不安
- 恐怖
などが考えられるため、ワンちゃんのストレス緩和のためのごはんを取り入れてみるのもいいでしょう。
しつけプラスはAGBAやテアニンが配合されたドッグフードで、ワンちゃんの精神面から無駄吠えのしつけをサポートしてくるドッグフードです。無駄吠え防止グッズの首輪や口輪は一時的には吠えられなくなりますが、ワンちゃんにとってはストレスでしかありません。
ワンちゃんの心身の健康を考えたしつけをお勧めします。
ペットシッターを頼む
飼い主の不在時に不安で鳴いてしまう場合はペットシッターを頼んでみましょう。
家族や友人に頼めない時にとても役立ちます。
ペットシッターだとちゃんとお世話をしてくれるのか、料金はいくらなのかと不安になってしまいますが、セワクルなら資格を持った専門シッターがお世話をしてくれ、さらに料金設定がわかりやすく、オプションには簡単な家事代行もあるので忙しい方にはピッタリです。
エリアが都市部に限られているのが難点ですが、該当エリアの方はぜひご検討ください。
クレーマーなら引っ越す
苦情の原因をいくら改善しても小さなことで頻繁に苦情を入れてくるようなクレーマーで、管理会社や大家から注意されても改善しない場合は引っ越してしまった方がいいでしょう。
- 簡単に引っ越せと言われても困る
- お金も労力も掛かるのに無責任な!
と思うかもしれませんが、クレーマーを甘く見てはいけません。
このまま住み続ければ、苦情の主が引っ越していかない限り苦情が続きます。
クレーマーに怯えながら生活し、毎日ストレスを溜めて病気になってしまう前に引越しを強くお勧めします。
私は強烈なクレーマー入居者に出会った経験がありますが、クレーマーは絶対に直らないので離れるのが一番です。
スピーディーにお部屋探し
一刻も早く引越してクレーマーから離れたいところですが、仕事や家事ですぐには不動産屋さんで部屋探しをする時間が作れないこともありますよね。
そんな時は、チャットで部屋の紹介までしてくれるサービスがおすすめです。
こちらの記事でおすすめのアプリを紹介しているのでぜひご参考にしてみてください。
ペット可物件の苦情に関するQ&A
ペット可物件ならどの程度の音が許容されるの?
ペット可物件だからと言って、いくらでもペットが騒いでいいわけではありませんが、法的な決まりもありません。
管理会社によってしっかりとしたペット規定がある場合がありますが、騒音問題に関してはやんわりとしか書いていない場合が多いです。
具体的な例は管理会社の担当者に聞いてみるのをお勧めしますが、常識的な範囲内でペットと通常の生活をしていて漏れてしまう音なら許容されるべきだと考えるのがベターです。
大家さんから出て行けと言われたらどうしたらいい?
ペット可物件での苦情が原因で大家さんから「出ていけ」と言われてしまったら、どうしたらよいか困ってしまいますよね。
ですが、大家がいくら出ていけと言ってもすぐに強制退去させる権利はありません。
大家側から退去を言い渡すには最低6カ月前に通告する義務がありますが、たとえ通告を無視して出ていかなくても簡単には強制的に退去させることはできません。
訴訟をして、正式な手続くを踏んでやっと強制的に追い出す強制執行ができるのです。
そこまで揉めたくはないかと思いますが、「今すぐに出ていけ」「明日出ていけ」など言われた場合には
6ヶ月前通告が法律で定められているはずですよ
とまず言いましょう。
管理会社が入っている場合は管理会社へ相談してみましょう。
大家さんから殺処分しろと言われたらどうしたらいいの?
他人に大けがをさせるなど、重大なトラブルを起こさない限りは殺処分をする必要はありません。
動物愛護法でもみだりにみだりに殺したり傷つけたりする行為は禁止されています。
ですが、飼い主には「危害や迷惑の発生を防止する義務」もありますので、ペットをしっかりと管理しなければいけません。
ペットの騒音問題で「ペットを殺処分しろ」というような心無い大家と折り合いを付けるのは難しいと思いますので、間に管理会社に入ってもらうか、大家さんの自主管理ならお引越しをお勧めします。
匿名の手紙が入っていたら?
手紙の主は
- 自分だとバレたくない
- 揉め事は起こしたくないけど困っている
と思っているので、こちらに危害を加えるつもりはない場合が多いです。
まずは苦情の原因を改善し、改善しても手紙が続くようなら管理会社や警察へ相談しましょう。
まとめ
本記事ではペット可物件で苦情を受けたらどうしたらいいのかについて解説しました。
要点は次のとおりです。
ペット可の物件でも共同住宅のため、お互いに気を遣う必要があります。
早朝や深夜はなるべく静かに過ごすように心がけ、理不尽な苦情の場合は、管理会社に間に入ってもらいましょう。
また、苦情の主がクレーマーだった場合は運が悪かったと割り切り、すぐに引っ越した方が身のためです。