- 引越ししないといけないのに、賃貸の初期費用が払えない
- 分割払いにしたいけど、最終的な支払額が高くなるのは困る
- 親戚や知人には頼りたくない
- 少しでも節約できて、初期費用の支払額を減らせる方法が知りたい
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
本記事を読めば、『初期費用総額を減らしつつ、契約時に現金を払わなくて良い』方法が理解できます。
【注意】特定の方向けの内容です
多少手間がかかっても、初期費用を大幅に減らしたい方向けです。
分割で高額になっても良いという方はこれ以上読んでも価値はありません。
本記事でご紹介するのは、いくつかの便利なサービスを併用し初めて実現できる裏技的手法ですので、面倒なことは嫌という方には向きません。
具体的な手順を説明するので、順番に実践すればだれでも実施可能です。
記事の前半では初期費用が払えないときの解決策を7つ紹介し、後半では具体的にどう組み合わせて利用すればいいのか解説していきます。
気になる方は注意点も良く読んで実施してください。
初期費用払えないときの解決策(最も負担を減らす方法)
- 初期費用削減に特化したサービスを利用し、初期費用そのものを大幅に削減する
- 初期費用の支払い時に『クレカリ賃貸』でクレジットカード払いする
- クレジットカードで分割払いに切り替える
初期費用が払えないときの解決策7選
まずは、初期費用が払えないときにとりうる選択肢を7つご紹介したいと思います。
下へ行くほど多少手間はかかりますが、総支払額はドンドン小さくなります。
親戚から借りるとか自治体補助とか現実的でない方法は除きます
それでは順番にみていきましょう。
解決策①:ゼロすむ
初期費用を確実に0円にする一番お手軽な方法は、ゼロすむというサービスを利用することです。
ゼロすむは、初期費用をゼロすむが立て替え、それを家賃に上乗せして月々に分散して支払うといったサービスです。
全国対応で初期費用をとにかく抑えられるありがたいサービスですが、次のデメリットもあるので利用する際には注意が必要です。
- 支払総額がかなり高くなる(安心サポートも強制加入)
- 入居まで最短で3週間以上必要
- 大家や管理会社に断られると利用不可(大家から転貸するため)
【関連記事】
>>ゼロすむの評判・注意点を解説
解決策②:smooth
2つ目の方法は、smoothという初期費用分割サービスを利用することです。
こちらもゼロすむと同様に初期費用をsmoothが立て替え、家賃に上乗せで分割で支払うという仕組みですが、支払総額はゼロすむに比べて安くなります(実質年率14%)。
ただし、smoothにも次のデメリットもあるので、利用する際には注意してください。
- エリアが限定されている(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・福岡県・佐賀県)
- 初期費用は安くならないので支払総額は高くなる(提携不動産会社の利用が必須で、仲介手数料は1カ月分)
【関連記事】
>>smoothの評判・注意点を解説
解決策③:クレジットカードで分割・リボ切替
3つ目の解決策としては、初期費用をクレジットカード払いにし、分割で支払うことです。
不動産屋によっては初期費用のクレジットカード払い可のお店もあるので、そちらから申し込みを行えば分割で支払えます。
ただし、クレジットカード払い可能な不動産屋だと仲介手数料やその他の費用が高くなるケースも多く、総額が高くなってしまうのがデメリットです。
クレジットカードはお店側に手数料かかるから割引しにくいんです
解決策④:キャッシング
4つ目の方法としては、一時的にキャッシングを利用することです。
長期間お金を借りると利息の支払いで総額が高くなってしまいますが、短期間で返済できれば利息が一切かからずに借入もできます。
単純にキャッシングをすると支払総額は高くなるだけですが、後述するその他の方法と組み合わせて利用すれば総支払額を抑えることもできます。
たとえば、フタバという会社は、インターネット申込みで24時間全国受付してくれます。
来店不要・即日振込なので、一時的にお金が足りないという方は短期間だけ借りてすぐに返済するという使い方もできます。
初めての方であれば30日間無利息のキャンペーンもやっているので、詳細をHPをチェックしてください。
解決策⑤:大家、管理会社へ分割払いを交渉
5つ目の解決策としては、大家・管理会社へ分割払いの交渉をすることです。
基本的に初期費用は契約時に一括で支払いとなりますが、大家さんや管理会社に相談すれば分割払いを許容してくれる方もいます(ただし、ごく少数です)。
最初から分割払いを許容してくれる大家さんを探す簡単な方法としては、ウチコミという大家が直接掲載しているサイトで、『初期費用分割相談可』のお部屋へ申し込むことです。
ウチコミは全物件で仲介手数料無料なので、初期費用総額も安くなります。
ただし、掲載されている物件が少なく、お部屋の選択肢があまりないのが欠点です。
解決策⑥:初期費用の安いお部屋を探す
6つ目の解決策としては、初期費用の安いお部屋を探すことです。
一般的には賃貸住宅へ入居する際に様々な初期費用がかかり、例えば家賃3万円の部屋でも16.3万円と高額になってしまいます(下記表を参照)。
しかし、『フリーレントあり、敷金礼金0円』のお部屋に、『仲介手数料無料』の業者から申し込み、『不要なオプションを外す』ことで初期費用は大幅に安くなります。
どうやってこんなに安くするの?
次に紹介する方法でできますよ
初期費用の安いサイトの例
たとえば、airdoorというポータルサイトでは全物件仲介手数料0円または2.2万円なので、ここで『敷金礼金なし、仲介手数料無料、フリーレント』で絞り込みを入れるだけでたくさんのお部屋が見つかります(4,015件出てきました!)。
初期費用を削減してくれる不動産屋の例
もう1つのやり方としては、大手ポータルサイトやアプリを利用すれば、『敷金礼金なし』、『フリーレントあり』のお部屋まで簡単に絞り込みを行えます。
しかし、このままでは仲介手数料が発生してしまうので、見つけたお部屋を仲介手数料が安くて初期費用を交渉してくれる不動産屋から申し込みを行います。
利用できる不動産屋は、エリアによって異なりますが、次の不動産屋が特におススメです。
- 【東京なっトク部屋探し】:仲介手数料無料または2万円、東京都23区+その近郊
- タダスム:関東、仲介手数料無料または3.3万円
- AWANAI賃貸:仲介手数料半額、全国
こちらの不動産屋から申し込むだけで、最初から仲介手数料が安く、しかも不要なオプションを外す交渉も代わりにやってくれます。
ほとんどの物件で利用OKです
解決策⑦:クレカリ賃貸
7つ目の方法としては、『クレカリ賃貸』というクレジットカード決済サービスを利用して初期費用を支払うことです。
クレカリ賃貸は、指定口座へクレジットカードで振込を行えるサービスで、クレジットカードの分割やリボ払いを利用すれば、初期費用の分割払いができます。
クレカリ賃貸単独利用だと手数料分だけ高くなってしまいますが、指定口座へ振込できるので、物件を限定せずに初期費用をクレジットカードで支払えるのが最大のメリットです。
つまり、『クレカリ賃貸』であれば先ほどご紹介した初期費用を削減する方法との併用が可能なので、支払総額を減らしつつ、初期費用の分割払いもできます。
裏技!最も経済的負担が少なくなる解決策
先ほどご紹介したそれぞれの方法だけでも初期費用や最初の支払額を減らすことができますが、これらをうまく組み合わせれば、『初期費用総額を減らし、契約時に現金を払わなくて良い』といった方法が実現できます。
具体的な手順は次のとおりです。
Step1:クレジットカードを申し込む
まずお部屋探しを開始する前にクレジットカードを申し込んでおきましょう(同時に申込すぎると良くないので、多くても2~3社程度に抑えておきましょう)。
もしクレジットカードをお持ちの方は、Step2へ進んでください。
おすすめのクレジットカード
クレジットカードを所有していないという方は必ず事前に作成しておきましょう。
分割払いやリボ払いできるかカードであれば好きなもので問題ありませんが、カード発行までの時間や審査の通りやすさを考えるとセゾンカードがおすすめです。
セゾンが提携しているカードはいくつか種類がありますが、どれでも年会費無料なので、普段利用するショッピング先や好みで選べばよいかなと思います。
たとえば、無印良品でお買い物される方であれば【MUJIカード】にすると、MUJIショッピングポイント1,000ポイントもらます。
また、ローソンなどコンビニを利用する方は【JMBローソンPontaカードVisa】ならPontaポイントを貯められます。
他にもSHEINが好きな方であれば、次のようなデジタルカードもあります。
※今なら新規入会で、SHEINですぐに使える2,000円分のギフトカードプレゼント中
好みで選んでOKです
Step2:初期費用の安いお部屋を探す
次に、お部屋探しアプリなどを使って、『敷金礼金なし』、『フリーレントあり』の条件でお部屋候補を探しましょう。
条件に当てはまるお部屋に限定すれば、家賃3万円のお部屋でも6万円節約できちゃいます。
お部屋探しには好きなアプリを利用して問題ありませんが、個人的には「スモッカ」というアプリが検索もしやすく、大手ポータルサイトの情報をまとめて検索できるのでおすすめです。
【スモッカとは】
- 常時全国約450万件の最新物件情報が掲載されたお部屋探しアプリ
- ペット可、リノベ物件などこだわり条件で検索でき、職場や大学へのアクセス時間で検索も可能
- 『礼金なし』、『敷金・保証金なし』、『フリーレント』も絞り込みOK
賃貸の部屋探し・物件検索・不動産のお部屋探しアプリ スモッカ
株式会社じげんposted withアプリーチ
東京や神奈川でお部屋探しをしている方は、先ほどご紹介したairdoorなら最初から仲介手数料無料物件が多数あるので便利です。
もし自分で良いお部屋が見つからないという方は、チャットでお部屋を紹介してくれるイエプラというサービスを利用すると便利です。
【イエプラとは】
- 深夜0時までチャットでお部屋探しできるサービス
- 希望条件をチャットで伝えれば、業者専用データベースからお部屋をどんどん紹介してくれるので、自分で探す手間なし
- 『礼金・礼金なし』、『フリーレント付』と指定すれば条件に合ったお部屋を探してくれます
イエプラならクレジットカード払いOKなので、お得なお部屋が見つかればそのまま契約した方が早いです
【関連記事】
>>イエプラの使い方
Step3:初期費用削減に特化した会社から申し込む
『敷金礼金なし』『フリーレント』のお部屋が見つかったら、初期費用の削減に特化した不動産屋から申し込みを行いましょう。
こちらのステップを行えば、家賃3万円のお部屋でも初期費用を更に6.8万円削減できるので、合計で10万円以上支払額が少なくなります。
具体的に実施することとしては、次のいずれかのサイトへアクセスし、気になるお部屋のURLや物件資料を送付しましょう。
【初期費用削減に特化したサービス】
- 【東京なっトク部屋探し】:『東京都23区+その近郊』、仲介手数料無料または2万円、
- タダスム:『関東』、仲介手数料無料または3.3万円
- AWANAI賃貸:全国、仲介手数料半額
それぞれの詳しい手順は、次のページを参考にしてください。
Step4:クレカリ賃貸でカード払いし、分割・リボ払いへ切り替え
Step3までを実践すれば初期費用は大幅に安くなっていると思います。
しかし、物件によってはそれでも数万円の初期費用が必要になるケースもあるので、残りの初期費用を『クレカリ賃貸』を使って分割払いに切り替えます。
Step4を実践すれば、残りの初期費用が全て分割払いに切り替わるので、初期費用の支払額は0円まで落とせます。
具体的な手順としては、実際にお部屋が決まって契約へと話が進んだ段階で、「初期費用は振込で支払うので、金額と振込先を教えてほしい」と依頼しましょう。
そして、振込先がわかったらすぐに『クレカリ賃貸』を利用し、クレジットカードで初期費用の支払を行います(※振込まで3営業日かかるので、早く実施しましょう)。
支払手続きが終わったら、セゾンカードで「リボ払い」へ切り替えを行い、入居前の手続き完了です。
\ 詳細はこちら /
Step5:現金が貯まったら早めに返済する
クレジットカードで分割で支払い始めた後は、現金が貯まり次第早めに支払いを行いましょう。
早く支払い終えれば金利の支払いも減り、最終的な支払総額も少なくなります。
クレカリ賃貸で手数料かかるけど、こっちの方が本当に安いの?
支払総額で考えると全然違いますよ
利用前に知っておきたい!初期費用削減する際の注意点
少し面倒な合わせ技をご紹介しましたが、最初にご紹介した単独の方法だけでも初期費用は削減できます。
ただし、後になって失敗したと後悔しないためにも、次の2点は必ず知っておいてください。
注意点①:総支払額も考えること
単純に初期費用の支払い額を減らすことだけを考えると、手軽に初期費用をゼロ円にできるサービスを利用してしまいがちですが、必ず最終的な支払総額も考えておきましょう。
キャッシングやクレジットカードの分割払いと同様に、初期費用自体が高いと分割払いにしてもその分だけ金利も高くなり、最終的な支払総額はさらに高額になります。
賃貸の契約期間トータルで考えた場合に、どっちの方がお得なのかしっかり検討しておきましょう。
目先だけで考えると損しますよ!
注意点②:仲介手数料だけで判断しないこと
今回、初期費用削減に特化したサービスをご紹介しましたが、世の中には他にも仲介手数料の安い不動産屋はたくさんあります。
しかし、いくら仲介手数料が安くても、その他の不要なオプションを上乗せされたら結果的に初期費用は高くなります。
そのため、初期費用を抑えたいと思ったときには、必ず初期費用の削減に特化した不動産屋さんへ相談しましょう。
餅は餅屋へってやつだね
注意点③:クレジットカードは早めに作っておくこと
クレジットカードで分割払いを利用する際には、早めにカードを作成しておきましょう。
クレジットカードの作成にはカード会社の審査もあり、いざ使いたいと思った時には間に合わない可能性もあります。
そのため、お部屋探しを開始する前に余裕をもって作成しておきましょう。
>>おすすめのクレジットカードはこちら
注意点④:他社で絶対に入居申込をしないこと
本記事でご紹介した初期費用を削減できるサービスの利用条件としては、「他社で入居申込をしていないこと」です。
もし入居申込をした後で他の不動産屋さんに切り替えると、トラブルに発展しかねないので、ほとんどの不動産屋ではお断りになります。
【Q&A】初期費用の気になる疑問を全て解決!
最後に初期費用に関する疑問点をまとめて解決していきます。
気になる箇所だけでもチェックし、良いお部屋探しをさっそくスタートさせましょう!
Q1.初期費用を払わずに契約できないの?
賃貸借契約を締結する際には初期費用の受領が必要となるので、一切お金を払わずに契約することは困難です。
特に保証会社との契約には、初回保証料の受領がないと契約できない場合も多いです。
最初にご紹介したゼロすむやsmoothを利用すれば立て替えてもらえますが、その分支払総額が割高になります。
Q2.初期費用はいつまでに払えば良いの?
初期費用の支払いは契約時もしくはそれ以前に支払うケースがほとんどです。
クレカリ賃貸を利用する際には、手続きから振込までに3営業日かかるので、早めに手続きしておきましょう。
Q3.どの方法が一番お得なの?
元々の家賃や初期費用にもよりますが、本記事でご紹介した『仲介手数料や不要なオプションをカットし、初期費用総額を減らした方法』の方が、クレジットカードでの手数料を考慮したとしても最終的な支払総額は安くなるケースが多いです。
リボ払いの平均的な金利は15%程度なので、smoothを利用した場合の手数料とも大きな差はありません。
しかし、初期費用自体を大きく削減できれば、同じ部屋を契約した場合であっても支払額は10万円以上安くなるケースも多く、金利差以上に支払総額は安くできます。
【注意】
クレカリ賃貸単独で利用すると、クレカリ賃貸の利用料4.6%もかかってくるので、支払総額は高くなります。クレカリ賃貸は、他の初期費用そのものを削減できる手法と組み合わせることで最も効果を発揮します。
Q4.初期費用のオプションはカットできるの?
初期費用のうち、次の項目は基本的に任意オプションなので、カットできます。
- 24時間安心サポート
- 消臭・消毒費用
ただし、不動産屋によっては、「強制加入」と偽って契約を強制するケースもあるので、注意が必要です。
まとめ|はやめに行動を開始しよう
本記事では、初期費用を払えない解決策として、『初期費用総額を減らしつつ、契約時に現金を払わなくて良い方法』をご紹介しました。
手順とおりに実践すれば、確実に初期費用を大幅に削減し、無理のない支払いができると思います。
急いで引越しをしないといけない場合には、早めに実施しておきましょう!